さぁ、自宅サーバーをメールサーバーにしましょう。メールサーバーを構築することで取得したドメインのアカウントでのメールの送受信が可能になります。しかもメールアカウントは作りたい放題!!メールの容量の制限もまったくなしです。
上記コマンドでPostfixの設定ファイルを編集します。ここではviコマンドを使って編集していますが別にviでなくても他の使いやすいエディッタを使って頂いて結構です。用は必要なところを変更できればいいので
上記項目箇所を変更するわけですが、ドメイン名は自分の取得したドメイン名、また#(コメント)の有無に注意してください。 次にヘッダーチェックの設定をします。/etc/postfix/header_checks に /^Received:/ IGNORE を追加します。これは内部ネットワークのアドレスが外部に漏れたりしないようにするための措置です。 さて、次にシステムがroot宛に送ってくるメールをinfoというユーザーに転送するように設定します。infoユーザーはすでに登録されているものとします。
以上でroot宛のメールはすべてinfoというユーザーに転送されるようになりました。 さて、それではPostfixを起動する前に以下のコマンドでSendmailを停止しておきましょう。 また、再起同時にsendmailが立ち上がってこないようにサービスの設定からSendmailのチェックをはずしておくか以下のコマンドで停止させます。
さぁ以下のコマンドでPostfixをOS起動時に自動起動にして、Postfixを手動起動しましょう。
以上でメールの送信ができるようになりました。 でもメール送信できても受信ができなければ意味ないですね。ということで、dovecotを使ってメールを受信できるようにします。こちらも以下のコマンドかアプリケーションの追加と削除からメールサーバのナカノdovecotを選択してインストールしましょう。
さて、dovecotの設定ですが/etc/dovecot.confに以下の変更を加えます。
これで設定は完了です。早速dovecontを以下のコマンドで起動しましょう。
どうですか?これでメールの送受信ができるようになりました。ただし、メールの送信は外部からはできないようになっています。必ずメールサーバーと同じセグメント(私の場合は192.168.0.0/24と192.168.30.0/24)から送信しましょう。 そうでないとSPAM等の踏み台にされてしまいますからね。もし、外部からもメール送信できるようにしたい場合は”SMTP-Auth”や”POP before SMTP"などを利用するようにしましょう。 |